耐震工事と新築住宅はどっちが良いのか

今年は地震に強風と雨など、各地に被害をおよぼしました。

では、愛着のある今のお住まいを耐震工事をして安全を確保するのか。

長く住むのだから不便な所を見直し住みやすい様に新規に建て直すのか。

悩まれている方も多いと思います。

結論から言えば、建て直しをされた方が安全で快適な住宅になります。

耐震の基準も年を追うごとに厳しくなります。

夏の暑さは年を越すごとに伸びて、上がって来ているように感じます。

同じようにバリアフリーや省エネ基準も厳しくなっているので、

体に負担の少ない快適な居住空間になります。

耐震工事では、基礎の下、地盤の改良はされませんのでその心配はあります。

また古い設計では、耐震に必要となる壁自体が少ないです。

明り取りの為の大きな窓や部屋同士をつなぐ扉が引違い(片引き)になっていて

地震や風に対する壁になっていない事が多いです。

対して、耐震工事は 今の思い深い建物を残したまま、地震や風に強い建物にします。

金額的にも補助金もありますので大雑把に考えて新築の1/10位の金額で出来ます。

賃金の値上げも政府で言われておりますので、資材の高騰だけでなく

人件費の高騰もこれから出てきます。

そうすると当然 建築費もさらに値上がりします。

来年4月からは法改正で住宅の仕様が良い物に上がり、

申請手続きも複雑にお金が掛かるように変更されます。

ちょっと待ってください。建て直しをお勧めしたのですが、そんなに金額が高くなって

お勧めできなくなってきてしまいました。

どちらが良いかは良心的な建築士に相談してください。